外壁ブロックをお洒落にリメイク

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素材感を生かすということが面白い!

ペインティングには、大きく分けて2種類の装飾方法があります。色々な素材をエナメルカラー(下地の透けないカラー)に塗り込んで素材を隠すエナメル仕上げと、コンクリートや木材などの素材の質感を残して生かす半透明のステイン仕上げです。

例えば建築外装塗装では、コンクリートや不燃ボード・石材でなど、ほとんどが素をが隠れるくらい塗るエナメル仕上げが一般的。エナメル仕上げなら、隠ぺいするまで塗り込んでしまうので、塗装に慣れてない人にでもある程度きれいに仕上がりそう・・・反対に素材のもつ質感を生かした仕上げは難しいのでは?と思われるのではないでしょうか。ここでは塗りムラや着色ムラができにくい浸透型の着色剤をご紹介します。


☞素材のテイストを残した着色⇒透明感の高い着色剤で色付け
☞コンクリートブロック、木材、布、紙などに浸透着色
☞薄膜仕上げで、素材を生かす!

目次

  1. 素材を生かしたリフレッシュ
  2. (ブロック等)質感を大事に仕上げる
  3. DIYでも簡単に
  4. 素材はブロックから布、木材と多彩
  5. 染め透けくんの品揃え
  6. 劣化したブロック塀のリペア工程例
  7. まとめ

1.素材を生かしたリフレッシュ

塗りつぶしだけではつまらない、素材の味を生かす塗装仕上げは奥が深い…。日本の住宅も従来の純日本家屋から欧米風のテイストを取り入れた外装材のお宅が増えてきました。赤レンガを積み上げたものやタイルをはったもの、外装ボードをレンガ調・タイル調にしたものまで多様多彩。でも、その家屋を取り囲む塀がグレーのブロック塀だったら味気ないですよね。ましてやカビや藻で真っ黒になったブロック塀だと、こだわりの外壁でも興ざめです。

塀も家屋全体の外観を彩る重要なアイテムです。最近ではホームセンターでも、化粧ブロックやカラーブロックなどを目にするようになりました。

ただし、いまあるブロック塀を取り壊してブロックを積み直すのは容易ではありません。コストもばかになりませんよね。新築ももちろんですが、いまある古いブロック塀を、その風合いを残しつつ自分の好みの色に変えることはできないの?それを可能にするのが、透けさせて色をつける(コンクリートの質感を損なわずに家屋とバランスの良い色調に整える)透明着色仕上げです。




そこに興味を持たれた方、是非、万能水性着色剤『染め透けくん』をお試し下さい。確かに今までの着色塗料とは違うな、と実感していただけると思います。


2.(ブロック等)質感を大事に仕上げる

良く見かけるブロック塀、この素材の持ち味を生かす仕上げとは?
コンクリートブロックは、太陽の紫外線にも大変強い、我々の身の周りになくてはならないハイコストパフォーマンスの建築材料です。鉄筋で補強されたブロック塀は容易には壊れませんし、それゆえ様々な用途に利用されます。しかし、多孔質な素材であるがゆえに、汚れや、カビが素材深くに浸透し、簡単に掃除できないことから、低下した外観のまま放置されるのがほとんどでした。

これら劣化したブロック塀の補修は、簡単な汚れ落としをしてから、建築外装用塗料(エナメル)等で塗り込むといったケースがほとんどですが、コンクリートの無機的な質感も捨てがたく、塗料で覆ってしまうのもなぁ、というお客様の声も聞かれました。この二つの補修塗装の違い、エナメルでレンガ色に塗りつぶす仕上げと、レンガの色味・風合いを持った透明着色仕上げ、この二つの方法は根本的に違うんです!!
劣化したブロック塀の具体的な補修例は、後述いたします。

言うなれば、この違いが素材の質感を生かすということに他なりません。エナメルで塗り潰した仕上げは、素材が石、金属であろうとプラスチックであろうと、仕上がりの外観はさほど変わりません。
例えば、東京○○○ランドのようなアミューズメントパークなどでは、あえて本物の石材ではなくFRP等を使用してフェイクストーン(疑似石)調の仕上げにする場合もあります。
ここで言う質感を生かすとは、あえて透けさせて着色し、素材が何であるかを見せるということを意味しています。これを我々は透明着色仕上げと呼びます。



3.DIYでも簡単に


透明着色仕上げの一例として、木工塗装の木目出し着色などが良く知られています。しかし、木材が天然素材で均一表面ではないことから、ムラなく綺麗に仕上げるためには様々なテクニックが必要です。外壁コンクリートブロックも木材以上に多孔質で塗料が吸い込みやすく、ムラが出やすい素材です。
染め透けくんはそういった問題(塗り継ぎムラ、吸い込みムラなど)が出にくいように、塗料の粘性をコントロールし、ジェルタイプにしました⇒粘度が低く吸い込みやすい塗料は、膜厚調整しにくく『塗りムラ』が出やすい。

染め透けくんの塗装方法としては、ローラー・刷毛等が使いやすく一般的ですが、塗装方法や下地の素材・コンディションによって、スポンジを利用することも有効です(布、固い石材、木材などなめらかな表面にお勧めです)。さらに、適度に水を加えて好みの濃度に調整できます。さらに、ジェルタイプとすることによって、

・立面に塗る時にタレにくい
・刷毛、ローラーから滴りにくく、周りを汚さない⇒養生(マスカー、マスキング)が楽になる。
・手などに付いた時に、落としやすい。 etc.

といった、DIYする時に重要なポイントもクリアしました。
染め透けくんは、そういった使いやすさという視点も重視して開発しました。



4.素材はブロックから布、木材と多彩

染め透けくんは、コンクリートブロックにしか使用できないという着色材ではありません。
エナメル仕上げではなく透明性を生かし、素材の質感を生かしたい着色なら色々な素材に使用できます。木材はもちろん布・紙・素焼きの植木鉢でも。趣味の粘土細工などのホビー用途もお勧めです。

DIYの時に、残った塗料の廃棄に困ることはありませんか?色付きの液体は、水系であっても容易に捨てることはできません。水系塗料を固化して廃棄する固化剤も市販されていますが、コストもかかりますし、できれば塗料として使い切ることがベスト。その場合、単一の目的ではなく、色んな用途に使用できれば、あまった塗料を有効活用する機会も増えますね。
例えば、染め透けくんは、以下のような用途にも適しています。

・布製品の着色に
染め透けくんはアウトドア用のパラソルやディレクターズチェアーなどの日焼け劣化した布製品の塗り替えなどにも使用できます。布地には、ローラー塗装ではなく百円ショップのキッチンスポンジが最適。ジェルタイプの染め透けくんを、そのスポンジで布地の表面を滑らせるように塗り広げて乾かすだけ。色濃度は乗せる塗料の量で調整しましょう。また、残った塗料は密栓し保管、使い終わったスポンジは使用後は洗わずに塗料を新聞などに吸わせて乾かした後にそのままゴミに出せるので洗う手間がはぶけて簡単です。



・木製品の色付けは、
#150~#280のサンドペーパーで研摩し、刷毛やスポンジで塗り広げ、綿布でワイピングして下さい。色の濃さはワイピングの拭き取り程度、塗り回数で調整して下さい。

・素焼きの植木鉢、粘土細工は、
コンクリートブロックの着色の要領で着色して下さい。



5.染め透けくんの品揃え

染め透けくんは安全に配慮した水性の一液タイプの塗料です。使用用途やお好みの色・仕上がりに合わせ、下記の各色からお選びください。


【 標準色:8色 + カラーレス 】

シースルーホワイト 白基調仕上げ / 汚れが目立つブロックの下地色調整にも使用可
デザートサンド 砂漠の乾いた黄色系の砂をイメージしたカラー
テラコッタ 素焼をイメージした色でデザートサンドよりやや赤味。ヨーロッパの街並みで良く見かけるカラー
キャメルブラウン 落ち着いたダークブラウン系で汚れが目立ちにくいカラー
ナツメグ シックな黒系 / 家屋の壁が濃色で塗られている家との組み合わせに最適
マーズレッド 赤い火星をイメージした色調のカラー / 赤レンガの雰囲気がお好きな方に最適なカラー
ディープアクアグリーン 鮮やかな色調のエメラルドグリーン / ブロック塀やアウトドア製品の緑色布のリペアに最適なカラー
オーシャンブルー 澄んだ海をイメージしたブルー色 / ブロック塀やアウトドア製品のリペアに最適
カラーレス(透明) 色落ち防止の抑え用透明塗装に / 各色の塗料の色濃度が調整に最適


⇒『万能水性着色剤 染め透けくん』紹介ページへ



6.劣化したブロック塀のリペア工程例

染め透けくんは、通常のコンクリートブロックの他、最近見かける加飾された化粧ブロックの上、カラーブロックの上でも自由に塗ることができ、新たなテイストを提供します。また、アルカリ成分がブリードして白いシミ状になり質感が低下したブロックのお化粧にも最適です。

従来の塗料では、コンクリートブロックの質感を残したまま、積み直して新旧のブロックが混じった塀を仕上げるのは困難でした。なぜなら劣化が進んで汚れた部分と真新しい部分との色調合わせが容易ではないためです。そこで染め透けくんでは、下地の色調整としてシースルーホワイトを用意しました!(塗料の世界では”透けるホワイト”はタブーなのですが・・・。)

劣化したブロック塀のリペア工程例

1.水、中性洗剤、逆性石鹸、漂白剤などで汚れを落としたのち、高圧洗浄機でコンクリートブロックの汚れを落とす
2.水分をよく乾燥させる
3.黒ずんだコンクリートブロック部分にのみ、染め透けくん『シースルーホワイト』をローラー塗装する

※新旧のブロックの間を養生する必要はありませんが、黒ずみの強いところのみ白色付け
※少しくらいはみだしても、気にせず塗り重ねましょう
※黒味が残っている所は、さらにシースルーホワイトを重ね塗り

4.新旧ブロックの全体をシースルーホワイトで仕上げる。⇒この時に全体がほぼ均一の色調になっていることを確認

※全体を塗っておかないと、未塗装の部分は次の工程で吸い込みやすく、仕上がりムラの原因となる



5.好みの色調の染め透けくん各色で色付け(シースルーホワイトのままでもOK)

下色調整は少し手間はかかりますが、養生は最低限、塗装はとても簡単。また、造膜タイプの塗料ではないので、超速乾で重ね塗りも短時間でできます。是非、染め透けくんでブロック塀のリペアにチャレンジしてみて下さい。きっとコンクリートブロック塀の新たな質感を発見できるはずです。

7.まとめ

私たちの居住空間は実に様々な素材で溢れています。その中で可能な限り素材の持つ味や感触を残した仕上がりが好まれる時代になりました。コンクリートブロック塀は単なる目隠しや防犯のためだからと考えているあなた、少しデコレーションにトライしてみませんか。

塗り潰し仕上げで満足していないあなた、素材を生き生きさせる万能水性着色剤『染め透けくん』にトライしてみて下さい。

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