革製品の補修をマスターしよう! 革製品を補修するには? Part-2 「縁取り用補修液編」
レザーペイント・革職人シリーズ『水性皮革用補修液 』のパワーアップ版『縁取り用補修液』で革製品の深い...

レザーペイント・革職人シリーズ『水性皮革用補修液 』のパワーアップ版『縁取り用補修液』で革製品の深い傷や痛みやすいコバ部分などの補修をマスターしましょう。 今回は従来の『水性皮革用補修液 』と『縁取り用補修液』の違いや、補修部分の塗装のポイントを具体的に紹介します。
これから革製品の補修にチャレンジしてみようと考えている初心者の方は、基礎的な補修知識や塗料選びについて解説している「Part-1 「塗料選び編」もご覧ください。
⒈簡単で使いやすいものを選ぶ
⇒安全で取り扱いが手軽な「レザーペイント革職人」シリーズ
革職人シリーズは水性塗料です。水性塗料というと水に弱いというイメージがありますが、一度乾燥してしまえば水に強い強固な塗膜になります。主成分は水でシンナーなどを使っていないので、革製品の補修初心者の方には、まずは水性塗料を使うのことをおすすめします。
また革職人シリーズの補修液は刷毛付きの容器を採用しています。別途塗料カップや刷毛を用意する必要もなく、用具の洗浄といった手間がかかる後かたずけも不要で楽ちんです。
2.『水性皮革用補修液 』と『縁取り用補修液』の違いって何?
レザーペイント革職人シリーズの『水性皮革用補修液 』と『縁取り用補修液』の特徴や使用方法など比較してみましょう。
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【 水性皮革用補修液 】 ⇒ 詳細はコチラ |
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【 縁取り用補修液 】 ⇒ 詳細はコチラ |
『縁取り用補修液』は『水性皮革用補修液』より色が濃く、粘度が高いので厚塗りしやすい補修液です。
革の表面を広く補修することを目的とした『水性皮革用補修液』に対し、『縁取り用補修液』は擦れやすいコバ部分や傷埋めなどの補修に適しています。
※豆知識:コバって何?
コバとは革製品の専門用語で革の裁断面のことです。ベルトや財布のふちの部分がこれにあたります。コバ部分は擦れやすく塗料が剥がれやすいので、小まめに補修をすることで見栄えが格段に向上します。
3.革製品の補修のポイントは?
革製品での補修のカギは、”塗装する前”のステップです。
【ポイント1】補修素材の状態を見分ける
まずは革製品の素材表示を確認しましょう。一般的に本革は合成皮革よりも補修液の吸い込み量が多いので注意が必要です。また状態を確認するために、水を垂らして吸い込みを見る方法も有効です。吸い込まないものは密着が悪く補修液が上手く付かない場合があります。そのためご使用前には目立たない部分でテストするようにしましょう。 また毛皮のような素材にはご使用できませんのでご注意下さい。
【ポイント2】革製品の汚れを落とす
補修する革製品が汚れていると塗料がくっつかなかったり、キレイに仕上がらないことがあります。汚れがひどい場合は”革製品用クリーナー”などでしっかりと汚れを落としてから補修しましょう。
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おすすめクリーナー⇒ 革職人レザークリーナー |
4.革製品を補修してみよう!
塗装をはじめる前にクリーナーで汚れを落とし、十分に乾燥させて水気を飛ばしてから補修しましょう。
水分が残っていると均一に塗ることができずキレイに仕上がらない場合があります。
【 用意するもの 】
革職人シリーズさえあれば手軽に補修を始められますが、よりキレイに仕上げるために必要なものを紹介します。
材料はすべて、ホームセンターやネット通販で購入可能です。
●革製品補修用塗料(革職人シリーズ・縁取り用補修液)
●マスキングテープ
●ウエス・タオル・雑巾などのいらない布やキッチンペーパーなど
●ゴム手袋・エプロンなどの汚れても良い服装
【 補修塗装方法 】
①ファスナーなどの塗料がついてほしくない部分や、色が分かれている箇所にマスキングテープ等でカバーします。
②付帯の刷毛を使い『縁取り用補修液』を補修したい箇所に塗ります。
コバ部分の補修:『縁取り用補修液』をコバ部分に山を作るようにのせて、はみ出た塗料を布等で拭き取ります。
※コバは塗料を吸い込みやすいのでたっぷりと塗料をのせましょう。
傷埋め補修:『縁取り用補修液』を傷や擦れ、色が剥げている箇所に塗り、はみ出た塗料を布等で拭き取ります。
③十分に乾燥させて出来上がり。
※乾燥時間は気温や湿度により異なりますが、目安として2~3時間置きましょう。
※塗り重ねる場合は表面が乾燥していれば塗装しても大丈夫です。
【補修塗装ポイント】
傷を埋めた後に同シリーズの『水性皮革用補修液』を使用することで、色落ちを抑えてよりキレイに仕上げることができます。
皮は自然素材なので個体差が大きく、色味や質感などが大きく異なります。様々な革製品に対応できるよう、薄づきタイプに配合しました。補修液を塗り重ねることで色味が濃くなります。また複数色を混ぜ合わせてご使用いただくことも可能です。塗装する革製品の状態を見ながら作業できるので、失敗しにくくきれいに仕上げることができます。
(※上図のカラーは濃色のイメージ見本です。実カラーは半透明となります。)
5.革職人シリーズの補修液を使い分けて簡単きれいにプロの仕上がり
革製品の補修は、革職人シリーズの補修液をうまく使い分けることでよりキレイにプロの仕上げに近づけることができます。革製品は自然素材なので、1回の塗装でずっと長持ちはしません。こまめな塗り替えできれいに維持してあげてください。![]() |
【 水性皮革用補修液 】薄づきタイプ |
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【 縁取り用補修液 】濃色・高粘度タイプ |