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木材の塗装をマスターしよう!屋外にある木材を塗装するには? Part-2 「ウッドデッキDIY塗装」

木材でウッドデッキやラティス、ベンチなどを自分又は家族でで塗装してみたい。せっかくならDIYを楽しく...

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木材の塗装をマスターしよう!屋外にある木材を塗装するには? Part-2 「ウッドデッキDIY塗装」

木材でウッドデッキやラティス、ベンチなどを自分又は家族でで塗装してみたい。せっかくならDIYを楽しく作りたい。

具体的にどんな塗料や道具、塗装など何を準備し用意したらいいのかよく分からないという方もいらっしゃるかと思います。そして自分たちできちんと最後まで塗装できるのか不安という方も多いのではないでしょうか。木材は日曜大工などでもよく使われるため、DIY塗装用の材料も多く販売されており、初心者にも扱いやすいです。ポイントをしっかりおさえれば、誰でも楽しく塗装することができます。

そこで今回、Part-2では木材塗装を成功させる為のポイントを具体的に紹介します。塗料選び(前回、Part-1で紹介)から用意するもの、実際の塗装の流れを解説していきますので、DIY初心者の方に分かりやすく説明しておりますので、ぜひこの記事を参考にしながら実践して、DIY塗装を楽しんでみてください。 

1.屋外の木材塗装のおすすめポイント!

木材塗装でのカギは、”塗る前”の段階にあります。塗装するにあたり、重要なポイントを簡単にまとめましたので、まずはこれを念頭に置いてから、実際の準備に移っていきましょう。

1.用途や目的ににあった塗料を選ぶことが最も重要!
  ⇒前回、Part-1で紹介(Part-1をご参照)




2.塗装は下地処理(下準備)がとても大切





下地処理とは、塗装箇所に塗料がきちんと乗るようにきれいな状態にしておくことです。下地処理が不十分な状態で塗装してしまうと、どんなに良い塗料を使ってもきれいに塗装できません。塗装を成功させるためにも下地処理は十分に行いましょう。

3.屋外で塗装の作業をするときは晴れの日を選んで行う



屋外で塗装の作業をするときは、必ず晴れの日を選んで行いましょう。湿気や雨水で塗料に不具合がでて綺麗に仕上がらないのと、塗料(塗装)の寿命が短くなってしまうからです。

4.塗装方法(作業手順)

塗料の使用方法や乾燥させる時間は、製品により少しずつ異なります。塗装の際は、実際に使用する塗料のパッケージを必ず確認しましょう。基本的な塗装方法、作業手順については、あとで詳しく説明します。


2.用意する道具

実際に木材塗装するときに必要なものを紹介します。材料はすべて、インターネット上やホームセンターで購入可能です。


1.マスキングテープやマスカー

マスキング


塗料で汚れないように、まわりを覆うのに使います。塗装したくない箇所がある場合は、テープでカバーします。


2.サンドペーパー( 80番・120番・240番の3種類)


塗料がきちんと密着するよう、表面を磨きます。またウッドデッキの面積が広い場合は、サンダーを使った研磨がおすすめです。


3.ウエス、雑巾、いらない布等

磨いたあとは、紙や布で木くずをふき取ります。塗料が垂れてしまったときのために、拭き取り用にウエスを用意しておきましょう。古いタオルや着なくなったTシャツを適度な大きさに切り分けて使います。


4.軍手やゴム手袋、エプロン、汚れても良い服装


5.刷毛、ローラーとローラーハンドル、、コテバケ、隙間用ベンダーハケ


面積の狭いところは刷毛で、広いところはローラーまたはコテバケを使うときれいに仕上がります。

造膜タイプの場合ローラーでもきれいに塗れますが、浸透タイプの場合ローラーを使うとムラや塗り過ぎなどになってしまいます。塗料が浸透タイプの場合、コテバケを用意しておくと作業をスムーズに進めることができます。


6.塗料バケット、塗料を入れる容器(いらないバケツ、ポリ容器で代用可)


バケットはしっかりしたものから、使い捨てのものまであるので用意する際に、どういったものが使いやすいか考えて選ぶようにしましょう。

7.塗料

ウッドデッキ・ステイン詳細ページへ
ウッドデッキ・カラー詳細ページへ

木目を綺麗に残して仕上げたいなら「浸透タイプ」⇒ウッドデッキ・ステインがおすすめです。また木材の呼吸を妨げずに長持ちさせたいなら「半造膜タイプ」⇒ウッドデッキ・カラーがおすすめです。
塗料選び(前回、Part-1で紹介)


3.木材塗装の方法”ウッドデッキ”を塗る場合どうするの

【 木材塗装の方法(作業手順)】

ウッドデッキを塗り替える場合
水と油は相反するものなので、水性塗料を塗っている場合には水性塗料を塗り重ね、油性塗料を塗っている場合には油性塗料を塗り重ねるのがベターです。ですが、水性塗料の場合も油性塗料の場合も前回の塗装から時間が経っていて古い塗料が傷んでいるのであれば、前回と違う塗料を使用することは十分に可能です。その場合には、塗装と塗装の間に数か月から数年程度十分時間をあける必要があります。

また前回塗っている塗料がしっかりしている場合には塗装出来ません。古い塗料が残っていたらサンダーで丁寧に研磨して、塗料をはがしてください。


①デッキの汚れを落とす。



ウッドデッキについたホコリやゴミ、たまっている落ち葉を取り除き、藻やカビなど木材についた汚れを丁寧に落とします。木材についてしまった苔を落とす際には水をかけながらデッキブラシでこすります。高圧洗浄機を使う場合は、木材を傷めないよう木材とノズルの先端を均一に保って当てていくのがポイントです。


②乾燥させる

しっかりとウッドデッキが乾くまで待ちます。季節にもよりますが、2日から3日かかる場合もあります。湿り気が無いかよく確認するようにしましょう。木材が湿った状態で塗装すると塗料が剥がれやすくなるので、晴れの日を1日挟んでから次の作業をすると良いでしょう。


③下地処理(研磨をする)



木材の表面をサンドペーパーで整えていきます。塗装がめくれているところなどがあれば、処理をしておきます。造膜タイプの塗料がウッドデッキの表面に残っている場合は、再塗装しても塗料がのりにくいのでサンダーで落とします。

浸透タイプの塗料の場合にも、研磨をすることをすすめします。表面に荒い傷をつけることで、木材と塗料の密着が良くなり長持ちするからです。また研磨した粉が表面に残ったままになっていると、塗料が剥がれやすくなる原因になりますので、ほうき等で丁寧に取り除きます。

④養生をして塗らない場所を保護する



ウッドデッキやその周辺の塗りたくない場所に、マスキングテープやマスカーでしっかりと養生していきます。きれいに養生をしておけば、仕上がりもきれいにできるので、慎重に行いましょう。

⑤塗料をしっかりと撹拌する



塗る前には塗料をしっかりと撹拌して均一混ぜるようにしましょう。塗料を容器からバケットに出す前や塗る前にしっかりと均一に混ぜておかないと、色ムラなどの原因になってしまいます。容器を上下にふったり、撹拌棒を使用して沈殿していた塗料をよく混ぜ合わせましょう。

⑥塗装する



いよいよウッドデッキに塗っていきます。まず狭い範囲から塗っていくようにします。土台や木の間などから塗っていき、フェンスや床板を最後に塗るようにします。広いところから塗りたくなりますが、ぐっとこらえて狭い方から塗っていきましょう。ハケで塗装すると木材に塗料が良く染み込むのでお勧めです。コテバケを使うと立ったまま作業ができるので楽です。また木目に沿って刷毛やローラーを動かくことできれいに仕上がります。

⑦乾燥させる

塗料のラベルには目安の乾燥時間が記入してありますので、それを目安に乾燥するまで待ちます。手で触って塗料がつかなくなるまで乾燥しましょう。

⑧重ね塗り

1回目の塗料が乾燥したら2回目の塗装をします。

▶ウッドデッキ・カラーの場合
新規に塗装する場合には1~2回塗り、塗り替えの場合には1~2回塗りが目安です。

▶ウッドデッキ・ステインの場合
新規に塗装する場合には2~3回塗り、塗り替えの場合には2~3回塗りが目安です。

ウッドデッキの塗装にはかなりの時間が必要です。天気予報などで晴れの続く日を確認して、天気の良い日に塗っていくようにしましょう。



3~5年程度で塗り替えると美しさが長持ち

木材の塗装は、3~5年でこまめに塗り替えるのがベストです。ウッドデッキの塗り替える周期は3~5年、環境によっては1~3年で色褪せや汚れ、塗膜剥離が起こります。気になってきたら耐久性を保つために塗り替え塗装をおすすめします。

木材は自然素材なので塗装で表面を保護しても、膨張・収縮により表面の塗装との間にひずみが生まれ、塗装が剥がれたりひび割れたりします。・屋外にあるものは特に雨風や紫外線でも劣化してきてしまうため、水が侵入し腐ってしまう恐れがあります。置き場所や使い方によっても異なりますが、長く美しさを保つためには、こまめに塗装してあげることが大切です。


4.まとめ

木材のDIY塗装におけるウッドデッキの塗装は、ポイントをおさえて行えば初心者の方でも楽しむことができます。ただし木材は自然素材なので、1回の塗装でずっと長持ちはしません。こまめな塗り替えできれいに維持してあげてください。

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